親が死んでも親戚づきあいは切れないのでなんらかの用があれば呼び出されます。一部を除いて関係は良好で、従兄弟の中でもいちばん若いので相変わらずちゃん付けで呼ばれていたりします。ちゃん付けでも「しっかりしてる」という印象は持たれてるようで一人前として認められてはいます。たぶん。
本家筋ではないものの父方の親族は男子がおれひとりで前から苗字を残す希望があるのか「結婚はまだか」的なことを父方の親戚筋から云われてきていました。前は見合いのような話があっても「仕事が忙しいので」を断っていた(そこらへんに嘘と偽りはいっさいない)のですが、最近は「彼女がいるなら結婚を前提にしないと可哀そうだよ」的な話に変化していて、そんなことひとことも云ったことはないのですがなぜか彼女が居ることになっています。彼氏はいるものの、理解してもらえる・受容してもらえる確証もないので紹介するわけにもいかないわけで(おのれが好奇の目や後ろ指さされることは耐えられるが、相手がその目に合うことは耐えられないのでできれば黙っていたいので)この手の話がちょっと苦しくなってきました。
隠し事がないほうがおそらく生きていくうえでラクで、隠し事・隠し続けることをすることは地獄への道かもしれぬものの、ひとりではないということは無条件に地獄へ行くことよりも甘美なことであったりするんすが。