塩ラーメンになぜごまがついているのか、ってのを疑問に思ったことがあります。この疑問の厄介な点は、それがあたりまえで問うほうがおかしいとかすきずきでは、っていう切り返しがあるとこっそり「つまんねー人だな」って思うのだけど、しばらくすると些細なことにこだわるこちらの幼児性の証明なのではって揺らいできて、口外してしまったことを後悔したくなる、ちょっとしんどくなってくるところであったりします。このことを個人的に「塩ラーメンごま問題」って名付けてるのですが、それはともかく、塩ラーメンのごまに限らず「なんでそんなふうになってるの」ということが気になる性質なので、たまにこの手のことにぶつかります。
東洋水産(マルちゃん)の麺づくりっていうカップ麺があって、その醤油味には個別包装された海苔がついてきます。小さな地震がゆらゆらって何回かおきて念のため非常用に西友で麺づくりを買っておいたあと期限前に消費したとき、ラーメンにおける海苔の存在意義というのと、海苔はいつ食べるのがいいのか、ってのにぶち当たりました。麺にからめてたべるのか、それともパリパリのまま食べるのがいいのか(わたしはこちら)。以降、ラーメン屋さんに入ることはそれほどないものの、気にはなってるのですが。東京のあたたかいそばには「花巻そば」といって、海苔をそばに絡めて食べるものがあるのですが、存在意義のほうはもしかしたら醤油ベースだしそれに関係してるのだろうか、とまず推測したものの、先月名駅のそばのラーメン屋さんで醤油以外のラーメンに海苔があるのを見てから、拙速な結論を出さずに継続審議にしています。
根っこではこれ、「塩ラーメンごま問題」(と同じ)で、口外しないほうが良いかもしれないことなのですが。
口外しない代わりに文字にしてみました。