リカバリ

大手町駅のそばに丸善がテナントとして入ってるビルがあって、そのビルで配布している小冊子(MARUNOUCHI)に、ずいぶん前に為末選手のインタビューが載っていました。しんどいときのモチベーションの維持というのが自分の中のけっこう大きなテーマで、アスリートの人の話というのがなんとなく気になってて、通り過ぎたあと二歩三歩戻ってから貰って目を通しておいたのです。趣旨としては「結果は運、挑戦は意思」で、努力は必ずしも報われるわけではなく、結果は自分ではどうしようもない要素に左右されやすく、結果にとらわれずに挑戦を続けることってのが大事、ということをのべていて、結果は運とする考えの受容と、挑戦を続ける意思を維持すべき、のはいうほど簡単ではないのですが、でもしばらくしてからじわじわと理解できてきました。がんばれば報われるかもしれないというのはどこかにあるものの、40過ぎてそんな単純な世界ではないことはさすがに承知していて、腑に落ちるところがあったからです。
ただわたしは為末さんの説を完全に取り入れることができてなくて・おのれのものにするところまではできていなくて、準備万端でも結果が想定外だったときにたまに内心揺れ動くところがないわけではないです。
想定していた結果ではないとき、どうやって再び前向きになれるのか・どうやってリカバリしたのか、スポーツとは関係ないところが気になるのですが、どこか誰かがまとめてくれないだろうかと、五輪のニュースを視聴しながら、あんまり関係ないことを考えちまったり。おそらく汎用性のある解なんてなくて、おのれでなんとなしなくちゃいけない、という答えはうっすらわかってるのですが。