神田淡路町というところにやぶそばというそば屋さんがあります。何年か前に焼け落ちてしまったのですが去秋に復活しました。焼ける前にはそうそうしょっちゅう行っていたわけではないのですが何回も行ってるところで、朝めし兼ひるめしを兼ねるものとしてそばにしようとあんまりいわないわがままを発動して淡路町へ。11時開店だと思って11時に行ったのですがまだ開店前で、実際は11時半でした。しかし既に何人か並んでて、ブランクを感じさせない人気です。

ここのメニューにはおだまき蒸しというのがあります。おだまきというのは本来糸を玉にしたもののはずですが、料理としてはうどん入りの比較的でかい茶わん蒸しのことです。なぜうどん料理がそば屋にあるのか謎といえば謎なんすがそれはともかく、卵入りなので以前だったら茶わん蒸しなんて絶対食べなかったものですが、やぶそばで食べてからは「わるくないなー」と思えるようになりました。でもってそのおだまき蒸しを注文しました。若干はしたないことなんすがその茶わん蒸しひと口と交換条件でせいろそばもひと口食べたのですが、せいろそばもおだまき蒸しもうまかったです。ここのそばやおだまき蒸しが以前と変わらずに食えるってのは、美味しいものが馬の前の人参というか生きる活力のひとつになる人間からすると、ありがたいことであったりします。
(東京駅のそば屋が味が変わってしまってたので味が変わってないか)若干不安だったのですが、たぶん以前と変わらずでした。変わってないといえば注文時に店内に響く「せいろおおおおいちまあいいいいいい」の声も変わらずです。

そばは変わっていませんが、神田は新緑がまぶしい時期に入りました。