サークルKの終焉

10年以上前になりますが、名古屋に赴任していたときに寮にいちばん近いコンビニがサークルKでした。しかし残業などで深夜に戻るときは寮の近くの店にはほとんど弁当類は残ってなくて、よく「どん兵衛」を買っていました。寮内の談話室の電気ポットは補充さえすればお湯は使っていいことになってたので「どん兵衛」さえあればなんとか凌げるのです。在庫を売り切ってしまえば当座の利益は確保できるわけで、売れ残るかもしれないものを置いて破棄≒損になる怖さがあるので冒険しなかったのかなーと今から思えば好意的な解釈ができますが、当時はどん兵衛をすすりながら、あそこほんとにやる気のない店だよね、などと寮内で話していました。数字的には損はないほうが良いでしょうし、客の立場からすれば損覚悟で弁当を置いてほしいところですが、どちらも納得するような正解はおそらくありません。しばらくして近くにローソンができるのですが、ローソン深夜でもなにかしら残っててそれ以降はローソンのお世話になっていました。ローソンができたあとサークルケイをのぞくと夜遅くでもちゃんと弁当類があるようになってて、やれるんなら最初からやってくれよと思いつつ、競争って大事だなと考えさせられたんすけども。
寮の近くのサークルケイを見ただけで語るのは危険なんすけど、サークルケイが他社に比べて売り上げは低い・ファミマと統合へ、という報道を見て「あ、やはり」と、妙に腑に落ちました。念のためグーグルストリートビューで、寮の近くのサークルケイどうなったろう、と思ったら更地になってました。そちらも「あ、やはり」妙に腑に落ちたり。