お守り

いくらか心細いとき、私は思考が保守的になります。ばくち打ちが一緒に寝る人の陰毛を抜いてお守り代わりにしてたってのを知識として知ってて、なんでそんなことをするのかの根拠のほどがわからないものの・霊験のほどはどれくらいかわからないものの、重圧があるとそんなものでもなんとなく欲しい気になったりします。バカだなあ、とは自覚してるのですが。
柔らかくなったり固くなったりするもののそばの、黒い細いものを触って「抜いてもいい?」と訊こうとしたら、目が合って「どうした?」という顔をされちまい、今回も言い出せずじまいでした。