復習譚の怖さ

私は連続ドラマを見ていません。あまちゃんも見ていません。あまちゃんはけっこう週末のまとめを観てたりって人が多いようです。そんなに面白いのか、と思うとちょっと失敗したかもですが悔しくはありません。
でもって勤務先は明かせませんがいちおうサラリーマンだったりします。なもんですから(実体の経済というものを多少知っておかねばならないので)経済誌のダイヤモンドと東洋経済はちゃんと目を通してます。ダイヤモンドで連載してるのがドラマになっていない半沢さんの航空会社の話です。過去の半沢さんのことがドラマになってるのは知ってたのですがやはりほとんどみていません。
協力を求めるために頭は下げたことはあっても幸か不幸か土下座というのは一度たりとて自分の人生でしたことがありませんしさせたことがありません。土下座に限らず謝るという行為が事態の解決になんら影響を与えないと考えるので土下座してもらってもしょうがないです。そんなことを考えちまうのは(一時期をのぞき)仕えた上司や周囲に恵まれてたのと、業種の違いもあるかもしれません。だから土下座ってのがどういうことか判ってない部分もあります。相手に土下座させて溜飲を下げる、というのは(なんらかの事情があったときは)わからないでもないのですが、それがなにかプラスになるわけではありません。世の中には嫌な人ってのは残念ながらいます。そういう場合はそのときは争わずに適度に流しておき、たいていあとで図に乗ってわきが甘くなり自滅しかかります。牽制しつつ消極的に協力ってことが多いです。組織の中でマイナスを残さないほうが巧くはゆきます。
ドラマを観てなくても倍返しや土下座の話は知っています。観てないでいうのもなんですが、報復・復讐譚ってのはわかりやすく、かつスカッとするかもなんすが、でも憎悪の増幅装置でしかないような。フィクションと知りつつも、物語ってちょっとこわいっす。