はてなのお題が【なまえ】なのでちょっとくだらないはなしを。
名前の由来を知るとなんとなく納得できるときがあります。たとえば大阪から京都、福井、金沢方面の特急はサンダーバード号といいます。もともと立山連峰にいるライチョウに由来する「雷鳥」という列車があったのですが、雷鳥をレベルアップ・スピードアップした特急にサンダーバードと名づけ、なぜかサンダーバードが既存の雷鳥を駆逐してしまいサンダーバードが残りました。北陸とイギリスの人形劇のサンダーバードはなんの関連性もありませんが、なぜサンダーバードなのかはわからんでもなかったりします。
四条通りから綾小路通にぬける、新町通からそう遠くないところに(この前はじめて知ったのですが)膏薬辻子という名前の小路があります。その膏薬辻子の途中に神田明神分祀があります。なぜこんなところに神田明神があるんだろう、と不思議で参拝すると、どうも将門公の首さらしの場所があったようです。

膏薬辻子、とかいて「こうやくのずし」と発音するようなのですが薬屋さんはどうも関係なく、もともとは空也上人が将門公を手厚く供養していたので空也供養の辻子(辻子は狭い小路)がなまって「こうやくのずし」なった、といわれてるのですが、その名前の由来に納得できるか、というとできるような、できないような(もっとも京都は崇徳院地蔵が「ひとくい地蔵」になったりするので、ダイナミックな変化は事例があるんすが)。