新日本風土記

テレビをあんまりたくさん観る方ではないのですが、けっこうちゃんと観てるものに新日本風土記(紀行でなくて風土記でした訂正します)があります。行ったところの特集を観て、ああそういうことだったのか、というのが好きなのです。もちろん謎もあります。この前、伊勢の遷宮の回で「めでためでたの若松様よ」と木遣り(神宮の遷宮に使う木を運ぶ)のときにうたわれてて、ああどこかで聞いたなあと思ったら博多山笠のときに唄われるものと歌詞が一緒です。博多と伊勢にいるめでたい若松様っていったい誰なんだろってのがあります(ちなみに山形の花笠音頭にも若松さんが出没します)。もちろん積極的に謎を解明するほどの情熱と余裕もないのですがいつか調べたいところです。

でもって長崎の回を録画してて偶然知ったことがあります。
市内にあんまり長居はしなかったのですが、浦上あたりでみかけたネコはしっぽがよそと違って短いと思ってました。で、猫のしっぽというのはもしかして西日本と東日本では長さが違うのかなあと予測を立てて西日本方面へ行くたびにネコをみつけてはそのしっぽを観察してたものの確信を持てずにいました。で、長崎にはネコに関する研究をしてるグループがあり、研究の結果しっぽが長くない・曲がってる確率が長崎は高く、商船にはネズミを捕えるためのネコを載せなければならないルールがあったので海外から来たネコが長崎へきて子孫を増やし、鎖国が長く続いた長崎以外の日本の在来のネコと微妙に違うのではないかという見解を解説していました。
なんだか説得力あったので夜遅くでもつい「へーへーへーへー」と声を上げてしまったんすけど、世の中っておのれの想像以上に歴史が絡んでるんだなあ、と。