ムハンマドを冒とくしたアメリカ映画をきっかけに起きた暴動というのがリビアをはじめとしてスーダンやチェニジア、インドなどあちこちでおきています。数年前に一度デンマークムハンマドの風刺画が新聞にのり、あちこちでデモが起きたのですが、だからイスラム圏の国からしたら二度目で、いちど抗議しても結果的に通じなかったわけで、失望もでかいだろうなあ、と。人は自分たちの信仰が脅かされるとき団結して闘争するのですけど(イスラエルが意固地になるのもそこで、ナチスにあれだけやられたからああなったのですが)、今回もし対応を誤るとイスラムの国々もしくは人々は他宗派に対しいまとは違う対応をとってゆくと思ってます。
ムスリムの人たちからすると信仰に関係するものがまたもや冒とくされてるので怒ってるはずなんすが、日本でこの件がいくらか控えめに報道されてるのは表現の問題や信仰の問題がいまいちぴんと来ないからなんだろうな、という気がします。
表現の自由というのはかなり重要なことなのですがあくまでもそれはどの国・どの社会でも通用するわけではなくて、表現の自由より上位に大事なもの・信仰中心の生活がある国・地域もあるんすが、それら差異があるときにどうやって折り合いをつけるのか、なんだか課題を突き付けられてる気がします。しますっていってもマスコミ関係の当事者でもないのですが。