大江戸線に乗り換える前に伊勢丹へ寄ったのですが

現在草間弥生さんとルイヴィトンがコラボレートして、それを伊勢丹がプッシュしてます。草間さんは日本より外国でのほうが実績は評価されてる美術家です。美術家っていうと不思議なんすが。

草間さんからすると、この水玉が(網目のこともある)意識として常にでてきてて(目に見えてるのかどうかは本人にしかわからないのですが)、それを描いてるようなのですが、個人的にはこのはみ出るような水玉・無数の水玉をみるとどうしてもそこから何かを読み取ってみようという気になり、いくらか不安を覚えるというか容易に幻惑の世界へ行っちまうような気がします。つか水玉が動いてるわけでもないのですがこの水玉というか草間さんの世界を真正面からじっと眺めてるとこっちが不安定になるというかえらいところへきたというか幻惑的なところへ容易にいっちまうというかどこかこういう世界があるんじゃないかとか思えちまうというか、ことばにならないところでなんとなくわかるといいたくなるというか。
ずいぶん前に六本木で回顧展があってそこで気分が悪くなったらしくて「なぜこんな体験をしなければならないのか」ということを学芸員につっかかってる人がいて、以降草間さんの世界についてずーっと考えてるのですけど答えがでません。なんで私はこの草間さんのをじーっと眺めてるのかも答えが出ないっす。それと現代美術ってなんやねん、というと答えがないのですが、どっちにしてもすごい人と組んだなあ、と思いました。それでもルイヴィトンはルイヴィトンとして価値が揺るがないんすから、あざといっす。
ただよほどの人でないとこのデザインつかいこなせないはずで、草間さんは「あなたつかいこなせる?」と挑戦状をたたきつけてるんすから、意欲作なのかもしれません。もう80を超えてらっしゃるはずなんすけど、なんだろ、若々しいなあ、と。


伊勢丹の向かいの新宿三越あとは

ほんとにでかいビックカメラになりました。既に至近距離にヤマダがあり、さらに西口にはビックの別の店とヨドバシの本店と別のヤマダがあるんすが、そんなに作ってダイジョウブなんすかね。
価格競争をしてくれるのは消費者としてありがたいんすが、うちの近所の電器屋さんはいま一軒もないので(駅前の西友内には消耗品がいくらかある)、なんかこう、その余力を郊外に振り向けてほしかったり。