なんとなく「わかるだろ」といわれて過去を知ってたりすると「あーわかる」というような間柄というようなのがあって、そういう場合会話がぽんぽんあちこちへ飛んでも、なんとなくなっちまいます。フルではないけどふとした拍子に人というのは語らずにはおれない生き物で、そういうときに「わかるだろ」と言ってわかってくれる相手がいないとなんとなく寂しいと思っちまうのではないか、などと思うのです。
寂しさとはなんなのか、というとそのうちの解のひとつは、たぶんひとりであることを痛烈に感知することなんじゃないか、と思ってて、誰かと話した後のかえりみちに猛烈に寂しくなるのは、ぽんぽん飛んでる思考だけが続いてて思いついて語りたいことがあるんだけど、でももう目の前に相手がいない、ひとりなんだ、ということを感知するからかなあ、と。
これ、ぽんぽん思考が飛ぶ俺だけかもしれないのですが。