別に毎日書かなきゃいけないわけでもないしなー、なんて考えると更新の間隔があきます。書くことがないかって言ったらうそになるけど、特に劇的な毎日を送ってるわけでもないので、書きそびれちまうことが多かったりします。そもそも日記って毎日の自分の生活を書くのか、それとも自分が感じたことを書けばいいのか判んないところがあります。特に決めたわけでもないしなー別にいいやー、などと考えてるから更新が途絶えがちになっちまうのですが。かといって更新が途絶えるとなんかこう歯磨きをしないで寝ちまうような、微妙な落ち着きのなさを感じて来ちまうので、やはり何か書かなきゃな、と思って書いちまうのですけども。能書きはともかく、昼過ぎに上野へ。

上野駅です。正面玄関口といいます。昭和初期に建てられたコンクリ造の立派な駅舎がまだ現役です。

中央改札のあるコンコース。さきほどのコンクリ造の駅舎の裏手です。昔も無駄に広かったのですが、ちょっとこぎれいになった他はいまでも変わりません。

「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」

という有名な啄木の短歌があってたぶんそれは岩手出身だから上野駅だろうと思われます。いまは上野は通過駅のひとつなのでそれほど混雑していません。で、最初のうちは東京育ちでこの歌の意味がいまいち判らなかったのです。東京は訛りはないようなところなのですが、東京にいる限りは普通に会話しててもわかんない言葉がなかったにもかかわらず、社会人になって名古屋や大阪で知らない言葉に囲まれたりイントネーションが異なるとなんとなく馴染めない最初のうちは寂しさを感じました。いったん東京に戻るとなんとなくほっとしたのですが日常的に接してる人とのあいだにことばに差異があると人ってえてして容易に孤独感・寂しさを感じやすくなるのではないかと思ってて、啄木の歌もたぶんその周囲の環境に馴染めなかった頃・孤独感を感じてた頃の歌かなあ、と。ことばは日本人同士のコミニケーションのためにあるはずなんすけど、時として悪い方にも作用するんだよな、なんてことを思い知ってから啄木の考えてることがうっすらみえてきたというか。で、その寂しさのようなものに耐えきれなくて故郷に戻らなくても匂いをかぐだけでもいい、ってつい駅まで来ちまう姿を想像すると啄木の切羽つまった感をなんとなく感じちまうのですって、なんか脱線しちまいましたが。
つか、もしかしたらここらへんのことは、常識とかでわかってなきゃいけないのかもなんすが、そういうことがスコーンと落ちてるので、あとになって「ああそういうことなのか」と理解することが多かったりします。



東北・上越長野新幹線が東京まで開通してから北へ向かう人は東京駅利用が多いのですが、

まだ上野駅を始発とする特急は残ってます。そのうちのひとつが水戸・日立・いわき方面の常磐線の「ひたち」です。いまは原発の影響で不通区間がありますが、水戸までは30分おきです。
で、上野駅は地上ホームと高架ホームの二層構造になっててけっこう複雑です。
左上に電車が停まってます。新幹線が開業するまでは長野・新潟・仙台・山形・秋田・青森行きの特急がひっきりなしに出てた(はずな)ので、ホームがたくさんあるのかなあ、と。

電車の向こうに築地にあったのと同じ荷物運搬用のターレがあります。10年くらい前まで新幹線や寝台列車を使った鉄道荷物(これ、もう死語かなあ、駅に荷物を持って行くと荷物だけ列車にのせて指定駅に運んでくれるサービス)が東海道筋にはあったんすけど、上野では荷物輸送がまだ残ってるのかもしれません。

増築や拡幅をつづけたせいか、おっそろしく天井が低いところもあります。ちなみに私の目線の高さで撮った一枚。ここまで警戒のマーキングがしてあるとぶつかる人はいないと思うのですが、これだけ警戒のマーキングをしてるってことはいままで何人の人がぶつかったのかなーとかゲスな考えちまうのですが。

複雑怪奇な上に、ちょっと上野駅でとまどうのが前橋方面にゆく高崎線と宇都宮方面に行く宇都宮行きが同じ色の電車で、同じホームから宇都宮方面も前橋方面もでるところです。行き先表示の幕の色を変えてあるので、それなりの配慮があるのですけど、慣れないとちょっと不安っす。つか、東京育ちのくせして上野駅自体が慣れないとほんと魔界というか迷宮というか目的地にたどり着けるか不安な場所です。

JRはどこも駅ナカビジネスが盛んですが、上野駅も例外ではありません。手前はJRが買収したキノクニヤというスーパーと、後ろはかなりでかい本屋。本屋で本を選ぶのに迷って乗り遅れたり、なんてことがないのかな、とかあらぬ心配をしちまうのですが、それはどちらかというと財布と相談して本を選ぶ習性のある貧乏人だけかもしれません。


天窓がついてて空が眺めることができる場所があります。上野駅に来ると電車に乗る前に、なんとなく眺めちまったり。

空が青いっす。