なんべんもかいてて申し訳ないっすが(私は20で成人した記念に禁煙したのでたばこ税が上がっても痛くも痒くもないのですが)政権が変わった途端にまたぞろたばこ税値上げの話が持ち上がってます。なんでたばこ税か、といったらゲスな勘繰りをすれば、人間だれだって税金は払うのは嫌だけど恩恵だけは与かりたい種族で、なるべく他人に払わせたい心理が働きますから、掛けやすくて文句が付きにくいところにかけるのです。前回の値上げ同様に目的は健康促進のためというお題目なんすけど、これだったら健康に気をつかわねーやつらが好きこのんで払うんだから文句があるめえ、となって文句が付きにくいです。身体によくないことなんてタバコを吸ってる喫煙者ならだれもが知ってることなので、いまさら感はありますが。
健康はたしかに重要なんすけど、健康であるべきという考え方や「禁煙という生き方」の強制を間接的に政治が租税でもって図るわけでその考え方がでてくるところが冗談抜きでちょっと怖いです。禁煙ってつまるところ健康に生きることへの矯正で、吸いたいのを我慢して生きるか否かの生き方の問題すが、未成年じゃないんすからそれはたぶんに喫煙者が決める問題なんじゃないか、と思ってます。健康のためのタバコ増税ナチスもやってましたけど、健康であるべきという矯正それ自体を政策で決めるべきことなのか。たぶん違うんなじゃいかなあ、と思うのです。だって、人の身体は国のものではないからっす。


タバコをうまそうに吸うCMもみなくなって世の中どんどん禁煙ファッショ的になりつつあるんすが、なんとなく正しそうなこと、ってのがなんとなく大手をふるう社会ってのはなんとなく息苦しいなあ、と思うのですが、それは人によってはタバコを吸う姿をかっこいいと思っちまうこともあるので、必ずしも健康的な生活より不健康にあこがれがあるせいかもしれません。