テレビの話2・美男ですね

テレビはあまり見ないほうですが、新聞のテレビ欄くらいはみます。そんななかに「美男ですね」という番組名があって不思議だなあ、と思ったことがあります。そもそも美男ですね、なんていわれて嬉しくないといったらうそになるでしょうけど、ほめ言葉ではないはずだからです。前にも書いたけど、人に対して美しいというのはその人のルックスだけの評価でそこらへんの飾ってある花とおんなじで、なんにもしない状態での言葉だからです(花と同じと思ってるから人として見てなくてへるもんじゃなしとかいって写メを無断で撮ったりする)。

日本人だったらそんな名前のドラマを作らないだろうなと思ってたら、韓国ドラマの焼き直しだったんすがひっかかってるのはドラマの脚本を韓国に頼らなきゃならんほど日本の制作能力が落ちてきてしまってることです。憂うとかそういうのではないのだけど、美男ですねに限らず冬のソナタでもいいんすが、となりの国で制作したものが日本に受け入れられるか、ってことを考えた時にとなりの国のほうが日本より夢みさせてくれるからなんだろうなあ、と。
裏表で、日本には創作する能力・夢を見せる能力すら弱ってるかもしれなくて、ほんとは根が深い問題のような気がするんすが。