人を待たせるというのはあんまりほめられた話ではないのですが、それは平常時の話で、状況によります。平常時に待たせておいて詫びなかったらどんなもんかな、と思いますし、人を待たせるものではない、っていうのはわからんでもないのですが、現場の指揮で忙しい作業着姿の相手に言う言葉じゃないよなあ、と思ってます。パーフェクトにふるまえる余力がないときに、パーフェクトにふるまうように要求するのは、無理っすよ。


人を待たすとは何事か、と正しいことを言いながら怒ればなにかが簡単に浮かびあがります。そこに長幼の功とか長幼の序という言葉すらわからん無礼者は誰か、と明示すれば、どんな事情があっても相手のキャリアが長ければ若輩者は恐縮するしかありません。長幼の功だか長幼の序とかで個人的に苦い経験があるんすけど、非常に疲れてる段階で相手の存在に気が付かずにいて礼を失したことをねちねち言われたことがあって、フラッシュバックじゃないけどうわあああ、と思ってテレビ画像をみてたのですが、待たされたほうはプライドが傷ついたんでしょうけど、問答無用で目の前の相手を否定しないと自らのプライドを保つことができないのかなあ、なんてテレビを見ながら思ってました。プライドって厄介かも。できればああいう大人にはなりたくないっす。