うぐいす

いますんでるところも武蔵野の面影をのこすところで木の多いところです。春や秋には花や紅葉を愛でることができますから文句はつけにくかったりします。
で、春先からうぐいすがすぐそばに居るようなのです。居るようなのです、ってのは姿を確認したわけではなくて、啼き声が聞こえるからです。最初のうちは「おお風流じゃん」なんて思ってたのですが、困ったことに奴はこちらの都合と関係なく啼くんすよ。6時前に近くにほーほけきょ、って一回啼くならかわいいですが、けけけけけけけけけけけけ、と啼いた後に何度かほーほけきょ、とやります。まだ横になってたい段階でやられるとちょっときつかったり。ムクドリほど喧しくもなく、毎日起こされるわけじゃないだけいいのかもしれませんが。


淡路島通う千鳥の啼く声にいくよねざめぬ須磨の関守ってのがありますが、あれたぶん、詠った人は鳥に対して幾分か恨みがあったんじゃないか、って思えるんすけども。