蔵出し写真・京急2100

東京⇔横浜⇔横須賀を結ぶ京浜急行というのがあるのですが、ここの会社は並行して走る東海道線との競争にさらされてます。走る車両は高速で「ぶっ飛ばし」ます。で、京急という会社ははやく走る車をずっと作ってました。過去に中古の車両を香川の琴電に売却したのですけどそのままだとスピードがですぎてこれじゃまずいよーってんで、スピードリミッターをつけたくらいです。
下の写真の車両もはやく走るために車両をアルミで作って軽量化してるほか、加速時の衝動を軽減してより高速性能の向上させるため電動機を可変電圧可変周波数制御(VVVF制御)という方法でコントロールしてます。

で、その長い名前の制御方式の欠点として大きな音が出ちまうのですがその音をこの車両は音階に調整しました。結果走りはじめると制御装置が♪ファソラシドレミー、って歌います。そうさせたのが制御機器を納入したドイツのシーメンスか発注者の京急かはわからぬものの、技術者のアイデアに正直脱帽っす。
世の中は技術によって地味だけど着実にいい方向に進んでるんじゃないか、って思えるのですけども。