ええようにやっといて

昔仕えた上司は京都の出身なのですが、細かいことを云わないときがありました。考えてからこれでいいのかな、と確認にいくと「そこはええようにやっといて」といわはるし、しばらくしてこれで大丈夫かな、って思って確認すると「ほどほどにやってな、そこらへん」ってなことを答えはる。これって、云われたほうは大変っすよ。だって加減がわかってないときは。もちろん手を抜いたり、だめなときは「なにしとんの!」って叱責がとんできました。
で、この上司に「ほどほど」とか「ええように」とかのなんとなくのラインを叩き込まれた・「考えながらなにかを身につける」ってことを改めて叩き込まれた気がするんすが、それとは別に、少しは信用されてたのかなあ、と今になって思います。
頭の回転が速くないせいか、その当時はよくわかってなかったけど、時間が経ってからいろいろと、判ってくることってけっこうありますです。