男っぽさってのはいったいなんなのか、って云うのを考えたことがあります。巨人にいた頃の清原選手を見てからです。
清原選手自身の通算500号目前の阪神戦だったんすけど、既にツーアウト満塁の場面で清原の打順になり阪神の投手がストレートを2球投げツーストライクをとってました。清原選手はそういうここ一番というときは真っ向勝負が好きらしくわりとストレートを待ってるフシがあります。その性質を知ってれば絶対仕留めにかかるでしょう。案の定、空振りを狙うために最後の1球を(打つほうからするとストレートと判別が難しい)フォークにしました。ストレートが来る!と思ってたらしい清原は見事に空振りして三振に終わりました。その直後、ストレートを期待してたのにもかかわらず裏切られた清原が激怒します。「ケツの穴小さいわ!チ○○○(←自主規制)ついとんのか!」ってなこといいながら阪神の投手を罵倒したのです。阪神側はこの罵倒に怒り心頭だったんすけども。
真っ向勝負ってのは実はかっこいいのですが、やられちまうとダメージがでかいです。個人的にはこのときの阪神の投手ってのをケツの穴が小さいとは思わなかったです。一勝するためには安全パイをとるその判断はよくわかります。
でも正直清原選手の云わんとしてる「男ならここ一番のときは真っ向勝負せいや!」が一割くらいは理解できるんすよね。破滅の美学かもしれませんけども。