男っぽさ・泣いたらいけない

プライドって、小学生くらいから出てきたかもしれません。ちゃんとしなきゃ、ってのが芽生えたのがそのころかなあ、と。
小学生のときなのですが、東西線茅場町で乗換え、日比谷線で次の人形町へ一人で行かなきゃならなかったのだけど、ちょっと迷ったものの周りの大人や駅員さんに訊くのが恥ずかしくて日比谷線を反対の築地方向に進み、人形町のはずがてんでしらないハッチョウボリという駅名をきいてパニックになった記憶があります。いまだにハッチョウボリっていう地名を聞くと、迷ってしまったときの心細さというか悲壮感をたまに思い出します。で、ほんとは泣きたいときは泣きたいのですが、泣けないのです。プライドがじゃまをするわけですね。人前で泣いたらまずい、と思っちまう。


迷子になってるのだけど、必死に泣くのをこらえてるっぽい男の子をみて、そんな昔のことを思い出しました。
不思議なんすけど、男って泣くのを恥だと思うのはなんでなんすかね。