古地図

先週やってたブラタモリ二子玉川を録画してたのを先ほど鑑賞。
東京に居ながら、知らない町ってけっこうあります。二子玉川のあたりはほんと知らなくて行った記憶もまったくありません。どうでもいいですが二子玉川をなぜかニコタマとみんな約すのです。当然、二子玉川に生息するマダムをニコタママダムというのですが、最初きいたとき正直「え?」と思いました。もっともサオを足さなければ確かにニコタマでもなんら問題はないんすけど(よい子のみんなは意味わかんなくてもいいです)。


番組そのものは「郊外型ショッピングセンター」の元祖として有名な玉川高島屋の試行錯誤の話からはじまり(集客のために施設内にボウリング場も設置し、その遺構が事務所の下に残っていることを取り上げてました)かつての路面電車玉電の線路あとをめぐり、さらに戦前の多摩川の畔に料亭街があった頃に川の氾濫を防ぐため築かれた土手の紹介と(ただし料亭からの景観を守るために土手は川べりに作られず変なところにある)、江戸時代に将軍が鷹狩を楽しんだ際に休憩所となった寺の紹介と歴史をさかのぼる構成で、ぜんぜん歴史がないような町に見えてまったくそうでないことを知り、興味深かったです。

番組内でいまの東急電鉄の前身のひとつである玉電が取り上げられてたのですが、そこで出てきたのが路面電車が引っ張る二子玉川産の多摩川の砂利運搬用の貨物車の写真でした。よくあった鉄道の路線敷設のための動機ってのが川砂利の運搬である、というのは知識として知ってたのですが(たとえば横浜の相模鉄道なんかがそうです)改めてその当時の写真をみるとなるほどなーと思いました。ちなみに砂利は建築資材です。かつてはは砂や砂利とセメントでコンクリートにしてて、いまは砂利じゃなくて砕石でやってることが多いです。


古地図って実は勤務先のそばの本屋でも売ってて、時間があるときにぱらぱらと眺めてるのですが、例えば赤坂御用地紀州徳川の屋敷あとがそのままスライドして残ってるとか、眺めてるだけでもけっこう面白いです。買って眺めたところでなんの得にもならんのですが、無駄遣い承知でブラタモリを見てると古地図の載ってる本を買おうかな、って気になってきます。
実は私の母校はある怪談にまつわる場所であるという噂があり、図書館がまさにその場所なんだよー夜になるとよく出るらしいよー、なんてことを現役学生のときによく聞いてました。そこらへん古地図でほんとに該当する屋敷なのかどうか一度本屋で調べてみたいとおもいつつ、まだ調べてません、というか、いつも忘れちまいます。無意識のうちに幽霊が怖くて避けてるのか、それとも幽霊の呪いか、どっちかわかりませんが。