整理整頓

トヨタ式のカイゼンの手法ってのがあって、その基本が整理整頓だったりします。さすがにハサミ4丁なんてことになると、意識しだします。で、整理整頓がなされてないと「物を探す時間」と「探す手間」がムダなわけで、このムダ排除ってのが整理整頓の大きな目的のひとつでもあるらしい。ここらへんもうなづけるところっす。

で、「整理」というのは必要なものと不要なものを区分けしたり、「整頓」はストックを分別した状態で必要なものを記憶等に頼らずにいつでも取り出せる状態にすることなんすが(ほんとはそこまでの時間も計測して頻度の高いものを近くに置き明確化することまでを指すはず)、喪服用のネクタイを探すのに時間をかけちまったところから一念発起して衣類を改めて整理整頓しようなんて思いはじめ、収納ボックスの中の衣類やタンスの中のものをいったん出してやったんすが、まず必要な物と必要でない物にわけるってのはなかなか巧くいきませんでした。仕事に関することなら大抵はふんぎりつくし、見当もつくのですが、身の回りのものはそうはいかず「これ使えるしなー」なんてことを考えちまい、形式的にぼろに近くなった衣類を捨てたくらい。そして、ヘビーローテーションとそうでない物に分別し使う頻度と取り出しやすさを考慮して収納ケースやタンスの中を並び替えました。たぶん衣類はこれで手間と時間がいくらか省けるはずです。
良い状態をキープしなきゃいけない、ってのもありますけど。ずぼらな性格なので実はそれがいちばん難しいかったり。


この作業をやって興味深かったのは改めて在庫が把握できたことです。あまり着てなかったジャケットに合うシャツを見つけたり、なんてことを考えながらやってたから時間かかっちまいましたけど。それと隠れてた在庫が出てきました。履いてないパンツだとかが出てきましたし、もらい物の靴下なんかも発掘?されました。誰からもらったか覚えてない(←こら)東急百貨店の包装紙に包まれたままの、たぶんボタンかなにか判らぬなぞの小箱も発掘したのですが、怖くてあけてません。


今度は本棚をやろうかな、なんて思ってるのですが、本の整理って、難しそうなんすよね。中身を確認するだけのつもりがいつも読み耽っちまい、たいてい進まないのです。手に取った本の「この著者の他の本はどこだっけ?」とかの宝探しゲームみたいにいつの間にかなっちまうことが多いのです。それこそ無駄な時間の使い方で排除すべきなんすけども。
もうちょっと涼しくなったらやろう、なんて思いつつ、先送りしてます。