決まりごとでもルールでも、一番最初はシンプルだったものが、いつの間にか起きてる現実に対応するために例外規定が増えてて複雑化というかややこしくなったりしてることがあります。訊かれてそれを説明することがあるのですが、説明に苦労することもあります。複雑とかややこしいと言うことは致命的みたいで、大抵、相手がわかってないと顔にでたりしますからなんとなく判ってないときは不思議と空気で判ります。説明してるほうもわかりにくいものに満ちてるよなー、って思うこともあるんすけど、起きてることに対応しての結果で複雑になってるからどうしようもないのですが。相手が知らなかった言葉をつかっちまうときも顔に出ることが多いような気がするんすけど、そういうときいつも「しまった」っておもっちまいます。前後をつないで巧くついてきてくれる人もいますが、巧くいかないこともけっこうあります。人間ってたぶん保守的な生き物で、自分の理解できるものは取り入れるんすけど、理解できないものはガードを固めたりできるだけ排除する傾向があるんじゃないか、って思うことも多いです。わかりやすさって必要なのかもしれないです。


頭脳明晰でない私も人のこと言えません。自分の専門外の分野なんかは、難しい言葉が出てくると思考が停止することがありますし、わかりやすくなってくれたほうがいいよなー・自分の知ってる言葉で説明してくれればありがたいな、って思うことも多いです。ちなみに私はカタカナ系が多いと身構えます。ヘゲモニーとか、フラグメンテーションとか、シスジェンダーとか、ググレカスとかいわれそうっすけどたまにカタカナ言葉って、自らの不勉強を棚に上げていうともうちょっと簡単に言い換えてもよさそな気がするときがあります(もっともこれらの言葉を使う人からすると言葉の定義は常識なんでしょうけど)。
でも簡単にしちまえば簡単にしちまうほど複雑な部分ってのは反映されないはずだってなんとなく理解はしてるので、簡単なほうがいい・わかりやすいほうがいい、ってのは考え方として間違ってるのかもしれないっすけど。