判ってるふりをする

なんとなくわかってはいるけど、それがほんとに他人に説明できるほどわかってるかどうか怪しい、ってものがけっこうあります。卑近な例だと、読んだ小説が面白かった場合、面白いのはわかってますがどこらへんがどう面白かったとかの説明はなかなかできないことがあったりします。それってほんとのところ、わかってるふりをして、わかってないんだと思います。大人のプライドが邪魔をして正直になれなくて、あなたはあの小説のどこが面白かったと思う?なんて質問が来ないようにひやひやしながらああ、あれ面白かったっす、なんて軽薄にたまにいうんすが。


大人になってから、こういった「わかってるふり」「知ってるふり」っていう、ほんとはそうじゃないけど「ふり」をする機会が、確実に増えた気がしてます。