定額給付金の給付申請書の送付、なんてモノが私の住んでるあたりはそろそろのようです。地域によってばらばらで、都内では既に実施されてるところも有るらしいんすけど、うちのあたりは実際振り込まれるのは来月です。何でこんなことをするんだろう、その分所得税を減税してくれればいいのにな、なんてことを考えてたのですが税金を払ってない人たちは減税の恩恵を受けないわけで、景気刺激って言う目的ならこれしかなさそうですが。


何年か前に消費刺激のために消費税分5パーセント還元ってのをヨーカドーとダイエーがやったのですが同じ額を還元するにもヨーカドーは現金、ダイエーダイエーで使える金券でした。金券と現金じゃ同じなように思えるのですが「ダイエーでしか使えない」ってのより「どこでなにに使ってもいいよ」っていうヨーカドーのほうが効果ははっきり現れ、金券還元のダイエーはヨーカドーほど効果が出なかったはずです。それを知ってほんと現金っていうのはいろんな意味で強いんだなーってのと、こういうときの人間の行動を分析する経済学って面白いだろうな、なんてこともそのとき考えてたんすけど。
同価値でありながら使い道が指定されてる種類のお金より使い道が白紙のお金のほうがいいってのはなんとなく判ります。「これで本を買いなさい」って図書カードを貰うより「おいしいものでもたべといで」って千円貰えるほうが好感をもてる人は多いはずで貰った図書カードは死蔵することがあっても現金だったら使う可能性が高いでしょう。今回現金による給付っていうのをきいたとき、ヨーカドーがとった戦略を咄嗟に思い出しました。経済学をほとんど知らないのであてずっぽうですがたぶん緩やかに消費が刺激され少しの間は上向きになるんじゃないかな、なんて思ったり。つか、サラリーマンとしては景気が良くなって欲しいんすけども。ただ柳の下にドジョウがもう一匹居るとは限らないわけで、どれほど刺激になるのかな、ってのはありますが。


さて、なにに使おう。
というか、なにに使おうって迷ってる瞬間が、不景気な世の中をちょっとだけ明るくするのかも。