カーネル・サンダースを最初に探し出そうとしたのが朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」です。でもなぜか東京では冷遇されてます。土曜日の午後にやってた時期があってそのとき初めてその存在を知ったのですがいつの間にか金曜深夜とか水曜深夜に移動しちまい録画してみてました。ところが悲しいかな、録画対応だとなにか突発的なことが起きると結末がわからないのです。「深夜2時になる鐘の音の謎」っていうのがあったのですが予定放映時間がずれてしまい謎がわからず、なんなんだろうって謎が深まったまま録画が切れちまいました。こういうときの寂しさっていうかやりきれなさは、こっそり見ていた首都圏の視聴者しかわからないと思う。関西圏や中京圏なら誰もが見てる番組ですから翌日なりに誰かに訊けばわかりますが関東圏ではナイトスクープ自体の認知度が低かったのでそんなもの、誰も知らないのです。
ちなみにこの鐘の音の謎は後日勤務先で訊き、解決したんすが。


解決してない謎もあります。
ナイトスクープではほんといろいろなものをみせてもらったのですが、印象深かったのが大和川をボートで通勤する回です。依頼者は奈良県南部在住で大阪府堺市へ通勤してるのだけど関西線利用で新今宮乗換え南海電車を経由堺だと遠回りになる、でも目の前の大和川を下れば一発やないか、一度船で通勤してみたいってなことで探偵に依頼がありました。で、その試みが巧くいったかどうかは別として画面に移ってた大和川ってのがどういう川か知らなかった私には謎が一気に増えた回でした。
今でこそ大阪奈良間は関西線や近鉄が結んでます。で、番組を見るまではいにしえの人々は大和川を船で上り下りしてたんだろな、って思ってました。が流れてた映像を見てると生駒山地の南端を流れてるところは実は急流が続いたり、場所によってはゴムボートがやっとこさ通行できる程度の浅い川なのです。どう考えても京阪間の淀川の上り下りみたいな船は難しいんじゃないか、と思えた。大阪奈良間の移動を平城京飛鳥京の人たちはどうしてたのだろうっていう疑問がシロートなので、湧いたのです。そうするとやはり陸路なんかなー、と思えるのですがこんどは東大寺大仏とかの建立の材料や平城京造営の物資を手で運ぶのは難しいのではないか、なんて考えちまうのです。
いつか暇になったら大阪か奈良の公立図書館かどこかへ行って、謎を解決したいと思いつつ、果たせてません。