どこらへんに「ぐっ」っとくるか、なんてのは人によって違うはずです。
でも男性向け週刊誌とかマンガなんかだと大抵「胸」の大きさを強調した女性の写真が載ります。むかしお笑いで「だっちゅーの」といって両腕で胸をぎゅっと挟んで見せたりするような人たちが居て(この人たちのどこで笑えば良いのかわからないままいたらいつの間にか消えてたのですが)、たぶんそこらへんから俗に言う「巨乳系」ってのがずっともてはやされてるところをみると「女性の胸」に「ぐっ」と来る男は日本には多いのかもしれません。私は胸には「ぐっ」と来ないですが、これは私がいくらか特殊だからでしょう。特殊ついでに言うとゲイ雑誌をみたときにも筋肉隆々の男の人の身体にはぜんぜん「ぐっ」ときません。変な癖を承知してますが、触れたくなるような衝動を覚えるのは自分とあまり変わらない体型の人のうなじや背中、へそをみたときです。

ちょっと前に紹介した大丸のパンツのディスプレイはバレンタインまでそのままでした。で、このディスプレイはバレンタイン用ですから女性向けメッセージのはずです。当方男なもんですからいろいろ興味深かったのですが、そのひとつは「パンツをはいて尻を突き出す」スタイルです。パンツというとどちらかというとブツがあるほうが正面で、このディスプレイをみたときはなんで正面じゃないんだろう、ブラジャーを後ろから眺めてるようなもんなんじゃないの?という違和感というか、なんで尻をむけた陳列なんだろう、と思ってたのです。女性って野郎の尻を鑑賞したいのか、ひょっとしたら女性にとって男が胸にぐっとくるようなポインツが尻なんだろか、と想像していました。ぜんぜん違うかもっすけど。


異性愛の)男子が胸にこだわるのは、そこにあるやわらかさが何割かあるんじゃないのかな、と、乳房を揉んだ経験からそんなふうに思ってます。で、「触ってやわらかいもの」に人は惹かれるところがあるんじゃないか、なんておもったり。もし、仮に女性が男性の尻がぐっと来る場所のひとつだとするならば、なんすけど。男の尻なんてあまりやわらかくはありませんが(ってテメエの尻が肉付きがあまりないせいもありますが)比較すれば一番身体でやわらかい場所は男の場合は尻なんすよね。そして女性の身体で一番やわらかいのは胸じゃないかな、と。
よくいう「ネコをもふもふしたい」っていうのも、やわらかいものに触りたい、っていうことじゃないっすかね。違うかなあ。