時間があったらやりなおしたいことのひとつに字の矯正があります。源氏物語を読むと源氏が藤壺や朧月夜の書く文字をあれこれ批評するシーンがあったり六条御息所は文字が特に美しかったようで源氏もそれを見て会ってみたいと思ったとか書かれてます。それを読んでつくづく文字で人となりを判断する平安貴族に生まれないで良かったな、と思う。

読めないほどの乱筆ではないけど、キレイなほうではありません。何年か前まで自筆で手紙を書いてましたし高校生の頃は交換日記をしてたくらいなんすけど、キレイでないかわりに大きめに書いてました。字がそれほどキレイでないってことは別に恥ずかしいことだとは思ってないのですが、30を越えて相応の場所で何かを書いたり多当に何かを書くってときにやはり矯正しておけば良かったかな、と、ちょっとだけ後悔してます。