最新型のロマンスカーでわけあって隣県へ行ってました。

小さい頃は特別、と思えたものがありました。

小学生の頃三越の食堂でわざわざ係りの人が椅子を引いて座らせてもらえ、そんな経験なんかなかったからなんか子供ごころに三越とか百貨店の食堂というのはとんでもなく格が違うというか、近寄りがたい、そういうイメイジをもってました。でも大人になってからはそもそも百貨店の食堂自体がほとんど無くなっちまいましたし三越に限らず百貨店ってのは身近になってしまい、特別な場所じゃなくなりました。


特急もそうです。写真の小田急の場合は以前は森永が車内で営業してて、小学生の頃アイスクリームを買ってもらった記憶があって目的地につくまで車窓を眺めながらそれを食べて以降、なんだか特別な電車になりました。しかしこれも大人になってしまうと特急にのるようになり、やはり「特別な」ってのがなくなってしまいました。


白い素麺束に入ってる色の違う素麺に希少性を感じたのと同じで、滅多に体験できないから「特別」だったんだろうな、とは思います。大人になってしまってから子供のころ「特別な」と思ってたものの魔法が解けちまったなー、と思うことが多いです。ちょっとだけ寂しいですが、それが大人になることなんじゃね?っていえばそうなんすけども。