タバコの話

新幹線でも駅でも禁煙スペースってほんと減りました。


選挙の前ですから焦点になりにくいのですが財源不足の折、タバコにも目が向けられててタバコにかける税金を上げようか、なんてのもあります。財政厳しいゆえにありえない話ではなかったりします。本気かどうかわからぬものの1箱千円っていうのは狂気の沙汰だと思いますがいまの喫煙者に対する風当たりを考えると、「健康にいいから」とか、変な御題目がつくとありえなくは無いかも、なんて思います。というのは歴史を振り返ると変な法律ってけっこうあって、米国では禁酒法なんてのがありました。禁欲的なものって、案外議会って通過しちまうのです。もっとも酒飲みの本能を無視したそんな法律が遵守されるかっていったらそんなことはなくモグリの酒場がありましたし、ギャングがのさばる原因となってアル・カポネなんて人もでてくるのですけど。日本でも禁欲的なものって合意を得やすくて、有害図書規制の動きがあります。けどこれも人間のエロに対する本能を無視してるからあの手この手で有害図書は生き残ってます。


タバコは限りなく専売品に近いので仮に1箱千円時代になってもヤミで流通なんてのはないかもしれません。たぶんみんな正価で買ったりするはずです。私は20歳のときに大人になった記念に禁煙をしはじめた人間でニコチンフリーの生活をしててタバコなしでも無問題なんすけど、そうなったら吸う人からすると財政的に大変な問題だろうな、と思います。


食事中のタバコはよして欲しいと思ったことがあるものの、付き合ってる相手がタバコを吸う姿ってカッコいいと思えるときがありましたしそれにタバコの味のするキスっていうのは嫌いではなく、相手の好きなタバコの銘柄と残り香とかはしっかり覚えてました。あ、いつものにおい、と、それに安心したことも無いわけではないです。20からこっちタバコはほとんど吸ってないですが、どこか吸ってる人と同じの常習性のようなところはないわけではなかったってことになるかもしれません。悪くない思い出と一緒だと排除したくなるよな「きらい」には、タバコの害を知っててもなんかなれないっす。

もっとも知らない人がそばでいきなり吸いはじめるとけっこうカチンとくるのですけど。