以前ちょっとだけ指摘を受けて笑いがたらないってことを承知してはいるのですが、人を笑わす、というのが昔から得意ではないっす。三の倍数のエントリだけアホになる、っていうのをちょっとだけ考えたのですが、ちょっとハードルが高すぎる気がして10秒ほどで諦めました。
個人的にはハヤイのは苦手で、出来ればゆっくり楽しませてくれるほうが好きだったりします。何のことかはともかくけっこうなにごとも。
で、最近ちょっとおかしいんじゃね?と思ってるのが、即笑わせないとダメ、という風潮です。落語や漫才がすたれちまうんじゃ?っていう危惧があります。それはともかく、その流れからでてるんだろうな、というのが「三の倍数のときだけアホになる」というギャグです。正直それのどこが面白いのかはいまいち判りません。
でも、いつどこでアホになるのかは判らなかったら全然面白くないし理不尽なんすけど、そうじゃなくって「一定の規則に従って」アホになるってのがどこか面白さを感じるのでは?と思うのです。
ちょっとくだらないはなしですが。
三の倍数でアホになるっていうのをちょこっとだけみて、咄嗟に思い出したのがアルゴリズム行進です。
その芸人さんの名前も知らないけど、根っこは同じかな、と思った。
アルゴリズム行進ってのは見た目複雑な癖して単純な四つの動作をずらして組みあわせたものなんすけど、これも「一定の規則に従ってなされたもの」なのです。
「一定の規則に従ってなされたもの」という規則性を順守するのがたぶん人間ってどこか快感で、それを明示してる「三の倍数のときだけアホになる」ってのはうけ易いのかなーと推測。
アルゴリズム行進は確かNHKの子供向け番組のコーナーのひとつだったと記憶。
「一定の規則に従ってなされたもの」ってのを子供ってものすごく気になって面白がるみたいで「三の倍数のときだけアホになる」というのをどこかの子供が無邪気にやってるのを見て、ああ、いちばん面白がってるのは子供なんかなーとおもったのですけど、どうでしょう。