パンツ見せ

記憶に間違えなければカルバン・クラインというブランドが確か肌着に進出する際にジーンズからカルバン・クラインのロゴが見えるようにモデルがパンツを見せてる、というポスタを作って、そこらへんからパンツ見せスタイルが広まり、それがいつのまにか「ズボンをずりさげてるのがカッコイイ」ってなり、誤解がひろまったんだとおもいます。今日、久しぶりにブレザーのスタイルなんですがズボンをお尻の下くらいまでずりさげてベルトで締めている高校生を地下鉄の中で見かけて、この寒さで腹冷えないのかなー、と、余計な心配をしました。カッコイイと思ってるのかどうかはわかりませんが。
つか、貧弱な身体や肥満体じゃなければ身体のラインをくっきり出したほうがカッコよく見えるはずで、わざとそういう着こなしを相当崩して、ってのが、なんか解せない。カルバン・クラインのポスタも「あからさまでなく、さりげなく」っていうポスタなんすよ。それがカッコよくて、色気がある。わざとらしくしたら、意味はないと思うのだけど。過剰なことって、案外かっこ悪く見えませんか?何事も。


色気ってのも「あからさまでなく、さりげなく」ってのいうのじゃないと、全然効果ないのかなと、自分の経験から言うとあります。素肌が見えるとか無防備なんだけど完全な無防備でない、みたいな「どこか誘っているようで拒んでて、拒んでいるようで誘っている」ってのに、人間って弱いんじゃないかな、と。


デニムのボタンを外して少しだけ見えるようにしても、それが西友の安物のパンツじゃ誘ってるようにすら見えない確率は高いのですけども。