雨の降る日

雨で思い出したんですけど。今日は東京は雨でした。

「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」 

秋の雨降る日に田んぼのわきに作った小屋にいて屋根を葺いたとまの編み目が粗いもんだから私の袖はこぼれてくる露でたえまなく濡れてしまうって歌ですが、やはり小屋での秘密の逢瀬の最中だったんですかね。詠んだのは天智天皇なんすけど。実は高校時代この和歌を知ったとき、読んだのが天皇で何故にそんなところにいるんだ?と咄嗟にそう思ったのを思い出しました。