ちょっと前の話ですけど。
世の中にはコンサルタント、もしくはコンサルタント役という名の不思議な職業があって、コンサルタント役と称する人たちがとりあえず「現場を見て」「アドバイス」をなさることがあるのです。その「現場を見て」がいつきたのかどれくらいかわからないけど、「アドバイス」する内容ってのが、ネガティブなことがおきそうなところとかを潰すことだったりします。要はカイゼンの余地あるところですね。
ところがその「アドバイス」というのを受け入れると、ひとつひとつは正論なんですけど正直全部そのカイゼンを実行すると手足が縛られるのと一緒という結末になり場合によっては今より状況は悪化するんじゃないかと思い、逆に問題が発生しかねないゆえどうしてこういうふうにしてるのか、ってことを説明したら腕組みして黙ってしまわれた。
なんか時間を無駄に使ってしまったなー、とおもったんすけど。


実は人間もそうなんじゃないかなーとおもえるのです。ネガティブつぶしって意味はないんじゃないかな、と思うのです。
ネガティブなことを完全につぶそうと躍起になっても、それは不可能なんじゃないかと思えるのです。例えば短気を治すとかいっておおらかになっても、それはその人にとっては手足を縛られるのと一緒じゃないかなとおもうのです。また、そうなった結果にはどこか必ず理由があるはず。周囲はその人を遠ざけてるのにその人はわからない場合、あなたは刃物を振り回してるんです自覚したらどうですか?みんな煙たがるのです、ってなことをいうのも一つの手です。ただ攻撃は最大の防禦ですから、近寄って欲しくないのでしょう。刃物を振り回すのは傍迷惑ですけど、たぶんそうでもしないとやっていけないのかもしれない。



ちとそんなことに思考がいってしまうことがあって人にネガティブに関することで下手にアドバイスとかがしにくくなりました。