検索なんていつもは見ないのですが、珍しくどなたかがパガニーニで、ここにたどり着いてるので、敬意を表して、知ってるパガニーニ関連をひとつ。


ジルヴェスター・コンサート 1997

ジルヴェスター・コンサート 1997

ラフマニノフ作曲パガニーニの主題による狂詩曲ってのが入ってます。私はこれをNHKの再放送で視聴して、数日後には購入してました。買ったのはこのCDではなくてフィルハーモニア管弦楽団プレトニョフが共演してるやつです(はまぞうに画像がないのです)。


けど、これもちょー壮絶演奏です。

 

この曲はピアノ協奏曲ではないけど、ピアノ協奏曲的な狂詩曲です。ある旋律(主題)と、その旋律の変奏から成ってまして、パガニーニという作曲家の作品を使って、同じ主題を使って別の変奏をやっちまってます。
この曲は主題と24の変奏からなるのですが、普通の変奏曲と異なり、第1変奏のあと、第2変奏の前に主題を置いています。第7変奏も重要です。聴きどころとしては短調の第16変奏の冷たい感じ、第17変奏の沈鬱さから長調へ移り、第18変奏で最初はピアノが独奏で演奏し、オーケストラが受け継ぎながら美しい旋律が流れ(ピアノが最初に出てくる主題の反対のメロディってことに気がつくとおもいます)という部分でしょうか。 この第18変奏は有名かもしれません。で、第19変奏で元に戻っちまいますが。第22変奏の盛り上げかたも面白いかもしれません。

プレトニョフって人はピアノがひどく巧い人です。ピアニストをあまり詳しくないのですが、この人のは既に何点か購入してます。東京フィルに指揮者として何度か客演してて、指揮者として有名ですが、ピアニストとしてもかなり実力派です。