山椒魚に餌

良い加減の酔っ払いから酔い覚ましにか電話がかかってきてどうでもよいことをちと話したあとに、こちらの心配をさぐる会話になる。椎間板ヘルニアのことを話したら腰についての話と誤解していかにぎっくり腰がきついかを語りだそうとするので、頚椎のことだよ、と告げて、棺桶はいるってあんな感じかも、とMRIのことを話すと、笑っていた。ツボだったみたいです。
長くはない会話で、自分から切りたくなかった。少しでも気にしてくれてるのはありがたいかなと。嘘をつかないし多少はやりっぱなしにしない後始末のできる男だから付き合えたし、誠実ではないが悪くは無いから周りが黙ってなくて奥さん候補を斡旋したのだろうと考える。どうしてこういったふうにまだ電話をかけてくるのか、電話の後にちと考えて、即やめる。無意味だから。けど一番残酷で猛毒で甘美なのは無邪気さの会話の中に潜んでいるとおもう。


ただ、自分の弱さに胡座をかいて現状維持というか逃げることがないようにしないといけないなとつくづく思います。それは助けてくれる人がいる人だけが使える技だ。体力と気力が戻ったら、何とかしないと、です。