憲法記念日を前に(あまり深く考えないでください)

明日は憲法記念日でございます。
日本国憲法と申しますのはわが国の最高法規でございまして、民法や刑法より上位に位置付けられます。例えば刑法にはかつて尊属殺人罪(刑法200条)というのがあって普通の殺人に比べて重罰(死刑か無期懲役のみ)だったのですが、親殺しを特別に扱うことが憲法14条の法の下の平等の原則に反しないか?という争点の訴訟がありまして、憲法違反という判決が最高裁で出ましたところ、検察はこの尊属殺人罪による起訴は控えましたし、平成7年には削除されました。
で、ご存知かとおもいますが憲法を改正する動きがございます。これについてあえてここで私見を述べるつもりはございません(ただいろいろ意見がありますが憲法を変える手続きについて法律を立法当初につくらなかったことを考えると、早急な改正はどんなものかと思うのですが)。
もしこのダイアリーに縁あっていらっしゃった方、この際、憲法についてちょっとでも知ってもらおうとおもいましたので、前文と、話題の九条をのせておきます。この憲法のキモのひとつであります。


              憲法前文

 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

 

      第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】


日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。



法律の条文というのは、慣れた人間にはドッテこと無いのですが、読みにくい人にはほんと読みにくいかもしれません。今日だけの特別サービスでっせ、旦那。ゴールデンウイークの特別サービスとして翻訳しちゃいます。

    

         山形弁による憲法前文
 

おらだの国国民は、正当に選挙された国会における代表者ば通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわだって自由のもたらす恵沢ば確保し、政府の行為によってまだ戦争の惨禍が起こることのないようにすることば決意し、ここに主権が国民に存することば宣言し、この憲法ば確定するんだず。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれば行使し、その福利は国民がこれば享受するんだず。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものであるんだず。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅ば排除するんだず。

 おらだの国国民は、恒久の平和ば念願し、人間相互の関係ば支配する崇高な理想ば深く自覚するのであって、平和ば愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存ば保持しようと決意したんだず。われらは、平和ば維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭ば地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位ば占めたいと思うんだず。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利ば有することば確認するんだず。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国ばむすぃしてはなんねえのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権ば維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずるんだず。

 おらだの国国民は、国家の名誉にかけ、全力ばあげてこの崇高な理想と目的ば達成することば誓ふ。

http://mumin.s1.xrea.com/yamagata/ndanda.html(んだんだ君利用)


      山形弁による第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】


 おらだの国国民は、正義と秩序ば基調とする国際平和ば誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争ば解決する手段としては、永久にこれば放棄するんだず。

 前項の目的ば達するため、陸海空軍その他の戦力は、これば保持しねえ。国の交戦権は、これば認めねえ。

http://mumin.s1.xrea.com/yamagata/ndanda.html(んだんだ君!利用)




ごめんなさい。もうしません。
あ、歌丸師匠、座布団全部とりあげろって声が聞こえるのは気のせいですか?あ、山田君なにをすくぁwせdrftgyふじこlp(ry