観光

私は自らのために四国へ行ったというつもりが全く無く、自分の功徳を積むためにも、煩悩を捨てに行ったつもりも無く(そうすると四国は煩悩のゴミ捨て場ってこと?)、観光目的でもありません。休みの日に朝思い立って新幹線に乗り、新大阪で降り、三宮でバスを捕まえて鳴門西へ行きました。三宮のダイエーで靴を調達するつもりでしたが、時間が無く、革靴で歩き始めました。なものですから、その日泊めていただいたところで、次の日の道を教えていただくまで、単なる観光客と思われていました。
しかし観光はいまのところしていません。
唯一、高速バスの窓から明石海峡大橋と鳴門の渦潮を見たくらいで、予備知識も無く、最近お邪魔させていただいている歴史好きな方のブログでもって、板東のドイツ館を知ったくらいです。見聞をひろめるというのは悪いことではないはずなので、観光もしてみたいと思っているのですが、四国入りするとおちゃらけている日常の反動からか、妙にストイックな気持ちになり、避けてしまうのです。食事の生臭物自主制限もあり、徳島ラーメンも鰹のタタキも未経験なものですから、家族や知人にあんた何しにいってるの?と呆れられた事もあります。ほんと何しに行ってるんでしょうね。自分ではお遍路のつもりですが。