撮るという行為

幸か不幸かぎっくり腰と四十肩を経験したことがありません。なのでどれくらい痛いものなのかというのはほんとのところ、理解できていません。数か月前に上を通過する人が四十肩になり、いまは良くなってきてて痛みもないし肩の可動域も増えています。よく見ると肩に注射痕のようなものがあるのでそれとなく話をきくと2週か3週にいっぺんくらいの整形外科通院のたびに注射をしてるらしく、注射が苦手なこちらからすると四十肩って大変だなあ、と単純に思っちまうのですが。その注射痕というのが本人は見えないのでどうも気になるらしく、「いや場所が場所だからだれも薬物を疑わないよ」とテキトーなこと云ってみたものの、スマホでみせてみることになりました。
で、脱いでもらって肩周辺をスマホで撮ってみせたのですけども。
なにもつけてない姿を見慣れている相手であっても(スマホの)カメラを用意しながら脱ぐところをみちまったり、ファインダー越しにあらためて下半身着衣で上半身裸の背中をみると、微妙にどきどきしちまったんすが、なんだろ、ハメ撮りしたくなるひとのきもちがちょっとだけわかったというか、撮るという行為はちょっとなにかを意識しちまうところがありました。どこにスイッチが転がってるかわからないものですね。