ことば

スマホのこと・スワイプ

スマホに乗り換えたことはここに書いたのですが、フリック入力を含め、やっと慣れてきました。 恥を忍んでいうと「画面をスワイプしてロックを解除」って表示がよく出るのですが、この「スワイプ」というのが最初わかりませんでした。ちなみに説明書は内蔵の…

がんばろう日本

今週、日本橋のタカシマヤは福島県の学校で津波に遭ったピアノを展示していて「奇跡のピアノ」っていうふうに名づけてあって桜の木を植える募金を募ってるのですが、なんていえばいいのか楽器が復活したことは悪いことではないものの、安全地帯に人がいて・…

YDK

「なにげに」という言葉がありました。「なにげにすごいよね」という言い方なら「ほんとはすごいよね」という意味合いでつかっていました。過去形で書いたのは私が育った多摩では十代の頃よく使っていたけど、多摩以外ではそんな言葉、それほどメジャではな…

させていただく

私は日本語ですら巧くないので文法的に正誤は言えないのだけど、数年前から「させていただく」ってのが前から気になっていました。「する」意思を持つ人がへりくだりつつ、相手に対して同意をちらつかせながら・相手の同意を条件にしてるように見せながら、…

「国際紛争を解決する手段として」

前にも書いたことなのですが海路に接触すれば爆発する機雷をまくことを戦争時にはすることがあります。第二次大戦中に米軍が瀬戸内や関門海峡に大量に撒いていて、なんでそんなことをしたかといえば海上交通をずたずたにして補給路を断つためです。海軍の船…

孤独のこと

村上さんの問答集は興味深いものがあってどんなに眠くてもたまにみちまうことがあります。そのなかで読者からの質問で「批判されるのが怖い」ってのがありました。わからないでもない話で、面と向かってなにかいわれてるときは否定されてるのかなってのがあ…

ググれカス文化

ネットというのに触れるようになったのはおそらく05年前後です。エクセルはその前から使っていましたがネットというのを重視してませんでした。勤務先の2chのスレがあり、おそらく内部のひとじゃなくちゃわからない情報が当時から書いてあったのを伝聞で知っ…

ようようしろくなりゆくやまぎわ

前にも書いたかもしれないのですが、「春はあけぼのようようしろくなりゆくやまぎわ」っていうのを古典でやります。ところがこれって東側に山が無い関東平野のど真ん中の人間にはぴんとこない話で、しかし覚えないと点数になりませんから「ああともかくこの…

「大人になって勉強することはみっともない」

大学は法学部でしたが、しかし法学部であったとしても「自称あほうがくぶ」でしたから私は法曹に道にはてんですすまずにふつうの会社に入りました。会社に入っても最初は現場というか現地現物を前に法学部の知識とは最初は関係ないことをやります。そのうち…

いただく

年末年始休めない人というのはいるし、ずらして休みをとることもあるので、今月になって問い合わせをしても当事者が休み、ということがあります。その状況で電話口で聞いたのが「お休みをいただいておりまして」で、ひっかかりを感じながら事務的に休み明け…

絶望を経た言葉

今週の毎日新聞の夕刊でなぜオネエがモテるのか・引っ張りダコなのか、ということをやっていました。ミッツさんやマツコさんが出ている(らしい)東京ローカルのメトロポリタン局の人が「治外法権だから・イヤミがないから」といっていたのですが、うーんど…

しらがみ

私は全く敵がいないかというとそんなことはありません。経験則などで「(できそうにないことをさもできるかのように計画ほどバカげたことはないと思ってて)それは難しいかも」と事例を踏まえて簡単に口にしてしまうので場合によっては計画を立てた人の面目…

怒りの表現

「まったり」とかほんとはどういう意味なのだろうとか考えて口語の世界に入ると抜け出せなくなるのであんまり考えないのだけど、ふとした拍子にたまにちょっと考えちまうことがあります。「なんとなくむかつく」というのをきいて、「むかつく」ってなんなん…

オツカレサマデス問題(顔色を読むこと)

ものを教えるというときに怒り方というのがあるのをなんとなく知ったのは社会人になってからで、怒り方がうまくない人はいます。なんとなくその人から勉強した部分があります。 もしかしたら前にも書いたかもなんすが、Aさんという人がいて、わりと簡単に怒…

尻がかゆくなる

どうでもいい話です。 ちゃんちゃらおかしいという言葉があって、口語で東京ではつかわれたりするんすけど、東海道中膝栗毛でケンカというか言い争いのシーンででてきてて、しかし「ちゃんちゃらおかしくて、尻がかゆくなる」という表現なのです。でもって「…

ありがとう

ひるめしを食べ終わってトレーを元に戻すとき、「ごちそうさまー」くらいは声をかけます。なんとなく法務局とか銀行でも「お手数おかけしました」くらいはいっちまいます。髪を切ってもらったあとも「お世話さまー」くらいはちゃんといいます。ただたまにそ…

ややこし

私が仕えた上司の中に京都出身の女性がいるのですが、このひとが使ったのが「ややこし」ということばです。「ややこし」という言葉をどういうふうに説明したらいいのか正直なところ答えあぐねるのですが、軽い嘆息とともに「ややこし」というとなんとなくニ…

元気をもらう

あいまいなままあいまいな言葉があふれると、空気を読めといって良いほうに強制させるから厄介です。いまにはじまったことではなくて、いちばん顕著なのが「面白い」「つまらない」です。なにがどう面白いか・なにがどうつまらないか、を述べないまま、面白…

イケメン

よくよく考えると不思議な名前というか、これはいったいなんだろう、と最近一年くらいテレビをつけるたびに思ったのが「イケメン」という名前で、テレビなどでよく多用されますけど、美男とかイケメンってのは実は蔑称なんじゃないか、と思ってるのです。な…

○○でないやつは●●

【○○でないやつは●●】っていういいまわしがあって、この言葉の恐ろしさってのは、二択しかないところなんすよね。答えがひとつ、ってのよりましで二択あればいいほうなのですが、場面によっては恐怖になるわけです。する・しないの選択肢があったとき「○○を…

におう

東京音頭では歌詞で「花の都」なんてでてきますが、あながちうそではありませんでこの時期の東京は間断なくあちこちで花が咲いてます。 写真は八重桜系で品種は(たぶん)関山です。 この話をするとばかにされそうというか、風雅でないことの上塗りになりそ…

ドアを閉めます・ドアが閉まります

京急の車掌さんは「ドアが閉まります」とはいいません。「ドアを閉めます」(「ダァ閉めます」にきこえる)といいます。車掌さんがドアコックを開閉するので文法的にはそっちが正しいはず。でも、いつも営団の「ドアが閉まります」に慣れてると、京急の車掌…

抜く

上品なことを最近書いてない気もするのですが、下品なことなんすけどちょっとだけ。 「くさい仲」っていう言葉があるのですが、これはそもそもおおっぴらにしてない仲の二人の逢瀬の場所が共同トイレだったからっていう説があります。で、においが衣服等に移…

入鋏

ケイタイで予め登録すれば東京では電車に乗れます。上越新幹線なんかだと場合によってはケイタイで乗ったほうが得な場合もあります。 切符を発券してもらって改札を通っても東海道新幹線なんかだと切符に印字されるだけで鋏を入れてもらうことはありませんで…

「弁は立つなあ」

関西へ行くとイケズという言葉があります。けなしてるようでけないしてないような、不思議な意地悪な表現がまかりとおります。「さすがやなあ、弁は立つなあ」とかです。むかしお世話になった人がいわゆる京女で、こんなような云い方をしてました。弁は立つ…

こちらがオムライスになります

桂文珍師匠の創作落語にいまのファミレス用語ネタがあって、ファミレスで主人公が 「こちらがオムライスになります」 って言う店員さんをまえに、 「オムライスになりますって、おえ、目の前にあるこれはなんなんじゃ、いつになったらオムライスになる?」 …

多様な価値観

たぶんフロントホックブラの話を何度か書いてると思います。どういうものかと説明させると女性だと前にホックのあるつけやすいやつっていうはずで、男性だと前にホックのある外しやすいやつっていうはずってやつです。その差はブラをどう見てるかの差です。…

卯の花たくし

ちょっと前に勤務先で「滑稽無糖な」っていうのを小耳に挟んで、「荒唐無稽」の間違いじゃないのかなー、と思いつつ、甘くない滑稽という意味なら意味が通りそうだと思ってスルーし、つい最近も「竹下首相の元孫のナントカ」を雑談でスルーしたものの、これ…

フレンチキス

言葉をつらねるブログを書く上で、いちおう言葉は気をつかわねばとかおもっています。 おもってます、じゃなくて、気をつかわねばならんのですが。 法律関係のエントリは手許に六法とか置いて、引いたりしてるんですが、そうでないときは参照とかをあまりし…