うしろめたさの話(駿河台下の三省堂の記憶について)

私は大人になるまでお茶の水のニコライ堂のそばの病院に定期的にお世話になっていました。ニコライ堂のあるあたりを駿河台といい、駿河台からゆるい坂を下るってゆくと駿河台下という名のついた交差点があります。 その駿河台下の交差点には三省堂書店という…

井の頭公園のこと

たぶん似たようなこと何度か書いているかもなんすけど。 東京の多摩の吉祥寺という駅の南側に井の頭池という池があり、その井の頭池のほとりには弁財天が祀ってあります。井の頭池の一帯は井の頭公園として知られていて、駅から近いこともあって多くの人が散…

清水観音堂のモッコウバラ

上野の山はもともと寛永寺の境内だったのですが明治維新以降は公園となり、いまに至ります。すべてが公園となったわけではなく、あちこちに寛永寺の諸堂が残ります。 そのひとつが清水観音堂です。その清水観音堂のそばを通ったときに、遠目でもわかるくらい…

「ナンバ・テン」(もしくは、スラングのこと)

「今朝の『タン・ニェン』を読みましたか」 「いや、読んでいません」 「ひどいもんです。ひどいにもほどがある。ナンバー・テン。兵隊に言わせればナンバー・テンです」 「兵隊ならナンバー・テンではなくて、ナンバ・テン。またはナンバ・テン・タウ(Nnbe…

風邪の引きはじめ

通勤に使うJRの路線は比較的事故や故障が多いです。今週の月曜の退勤時にもあって、2時間くらい止まっています。迂回する選択肢がない駅で遭遇すると打つ手がありません。なので復旧まで待って帰宅しています。 翌朝はなんともなかったのですが夜あたりから…

大泉版頼朝を視聴して

先日(まだ桜が咲いていた頃に)江ノ島へ行ったとき、 江ノ島島内はなぜか北条時政公推しでした。家紋と社紋が同じことや代々の北条の執権の崇敬をうけたことも関係してるから北条に肩入れして時政公推しなのかもな、などと納得できないことはないのですが、…

駅の案内表示にまつわる問題の雑感

夜の報道番組を視聴していると陰陰滅滅としてくるので同じ時間帯にアニメを流しているMXにチャンネルを合わせてる時期がありました。一昨年MXで放映されていたのが「宇崎ちゃんは遊びたい」です。最初に偶然視聴したのが桜井先輩がチョコミントを歯磨き粉と…

リンゴジャム依存

重箱の隅を楊枝でほじくるのが仕事みたいなところがあるのですが何度計算しても数字が合わぬものがあって、念のため問い合わせを午前中にしたら案の定、先方の計算間違いで、まだリカバリできるからダイジョウブですよと励ましつつフォローしてました。 疲れ…

本棚の問題もしくは本の問題

読書家と云えるほど本を読んでいませんが、そばに置いておきたい本はそこそこあって、本棚にならべてあります。本棚は昔住んでいた家から持ってきたもので、木製の5段式の高さ170センチくらいのやつです。いちおう天井との間につっかえ棒的なものは噛まして…

時政公推しの江ノ島へ

以前にも書いた記憶がありますが吉祥寺の井の頭に弁財天が居て、井の頭の弁財天は「デートで行くと弁財天が嫉妬して別れさす」という都市伝説があり、思春期にそれを聞いて育っています。しかしあたりまえのこととして全員が全員別れるわけではありません。…

「マイクロアグレッション」雑感

8日付毎日新聞朝刊にマイクロアグレッションという概念の説明の記事がでていて、私はカタカナ語が苦手でなるべく避けてきたので限りなく初耳に近いのですが、興味深く読みました。簡単にいえば従来の差別とはまた別の多数派からマイノリティに対する「あから…

エレベーターにて

くだらないことを書きます。 勤務先が入ってるビルはそれほど高くはありません。4階なので、階段で登ろうと思えば登れないわけではない・降りようと思えば降りれないことはないのですが、エレベーターのお世話になることが多いです。 退勤時、エレベーターの…

温かい朝メシの話

先月、視聴していた着せ恋でラブホのメニューとして一斤まるごとつかうハニートーストが出て来て「美味そうだな」と思え、どうやって作るのだろう…と検索しています。存在は知っていても作ったことがなかったからです。同時に一斤使わないでも食パン1枚でフ…

夜桜見物(もしくは街灯の鑑賞)

通勤途上に桜並木があって退勤時に通過すると夜ですから当然のこととして夜桜見物になります。 咲いてるのはヤマザクラが多いです。 ただ、桜というより半分くらい街灯の鑑賞をしてる気がしないでもないのですが。 スマホを持って見上げてると首のあたりが凝…

「その着せ替え人形は恋をする」12話を視聴して

「着せ恋」の最終話12話を録画して視聴しました。アニメに決して詳しくないおっさんがいちいち感想を書くことにどれほどの意味があるかわからないのですが、なにも書かずに過ごすのは惜しいので書きます。 いつものようにいくばくかのネタバレをお許しくださ…

ソメイヨシノ満開に近づく

まんぼうが解除されたらお伺いしますと確約していたところがあって土曜日はそこへ向かうために隣県へ行っていました。往路甲府行きの普通電車は始発駅の高尾では春休みということもあって立ち席が出るくらいで、「ああ、想像より人出があるな…」などと口には…

辞書とメモのこと

これを書いてるのはいまはくたびれたおっさんですが学生だった時期があります。遊びあるいてたとカッコつけたいところですが実家は裕福ではなくあまり頭が良いほうではなかったので、残念ながら(…残念ながら?)働きつつ机に本を広げて勉強をしていました。…

「その着せ替え人形は恋をする」11話を視聴して(耳に入ってくるものもしくは「聴く」という行為について)

コスプレをしたい喜多川さんと裁縫が得意な五条くんを中心に物語が進行する「着せ恋」の11話を録画して視聴してます。いちいちここで報告する必要があるかどうかわからないのですが、語らずにやり過ごすのはもったいないので書きます。 いつものように話が横…

大磯城山公園へ(旧吉田茂邸見学)

たぶんなんどか書いてると思うのですが関東は冬に北西からの冷たい風が吹きます。避寒を考えるとその北西からの風を避けることが出来ればいちばんよく、神奈川の西の大磯町は丘陵地帯で、丘陵の麓であれば風の強さは平野部ほどではありません。その特性を生…

死蔵してるもの(もしくは手ぬぐいの話)

311の後に輪番停電がありその年は夏に停電をするかもという計画があって、その春あたりからケーキなどを買ったときについてくる小さい保冷剤をそのまま冷凍庫にぶち込んでいました。輪番停電は春だけでしたが惰性でそのまま入れっぱなしにしています。何度か…

「その着せ替え人形は恋をする」10話を視聴して(もしくは隠れてない部分から隠れてる部分を想像してしまうことについて)

コスプレをしたい喜多川さんと裁縫が得意な五条くんを中心に物語が進行する「着せ恋」の10話を録画して視聴してます。いちいちここで報告する必要があるかどうかわからないのですが、語らずにやり過ごすのはもったいないので書きます。 いきなり話がいつもの…

納豆の炒飯

関東ローカルな話で恐縮なのですが、おいしいシウマイ崎陽軒という横浜駅の崎陽軒のCMを小さいころからずっと聞かされてときたま食べて育ってるので、崎陽軒のシウマイ=おいしいという図式が頭の中に長いことありました。いまでも崎陽軒のシウマイをおいしい…

最近の迷惑メール(もしくは題は大事かもしれないと思わされたこと)

世の中シビアな状況が続いていますが、くだらないことを書きます。 東日本ローカルな話をして恐縮なのですが、JR東日本には指定券等のインターネット予約サービスの「えきねっと」というのがあります。条件によっては特急料金の値引きがあるものの、山梨方向…

「その着せ替え人形は恋をする」9話を視聴して(もしくは「これを着たい」と思わせる服の持つ魔力について)

コスプレに限らず服というのは視覚に訴えて他のものではない「これがいい」「これを着たい」と思わせる魔力を時として持つことがあるはずで、「これがいい」「これを着たい」という魔力は人に不思議な錯覚を持たせます。前にも書いたかもしれませんが、たと…

モデルナ3回目の記録

6日の午前中にワクチンの3回目の接種を受けてきました。3回ともモデルナです。当日の午後のしばらくはうっすらとしたさむけと接種部位のうっすらとした痛みがあっても平熱を維持し、今回は楽かなあ、などと思っていたのですが。 接種後11時間を経過したあた…

「ぼくの叔父さん 網野善彦」を読んで

「ぼくの叔父さん 網野善彦」(中沢新一・集英社新書・2004)という本を読みました。ここを誰が読んでいるかわからないのでちゃんと書くと中沢新一さんは宗教学者で、網野善彦さんというのは2004年に亡くなった歴史学者です。本書は当事者でしかわからぬ網野…

「その着せ替え人形は恋をする」8話を視聴して(もしくは巧く言葉にできない説明の力強さ)

コスプレをしたい喜多川さんと裁縫が出来る五条くんを中心に物語が展開する「その着せ替え人形は恋をする」8話を録画して視聴しました。いちいち報告する必要があるかどうかわからぬものの、何も書かずにいるのがなんだか惜しいので、書きます。 いつものよ…

性別変更後に産まれた子の認知に関しての事例

家族法の世界には認知という言葉があります。父または母が子について血縁上の親子関係の存在を認める旨の行為です。婚姻している男女の間の子は嫡出子たる地位を得て子と親の間に親子関係が成立しますが、婚姻していない男女間の子のような事例において認知…

試験対策の勉強の限界(もしくは暗記の勉強は後日の素朴な疑問の解にならない)

たぶんなんべんも書いてるかもしれぬものの百人一首を暗記して30(だったかもしくは50)書けという小試験が学生の頃にありました。定期試験ではないのが幸いで、しかし30書けるまで居残りというのが厄介で、ガラスの10代の少年が藤原定家への殺意を醸成する…

「その着せ替え人形は恋をする」7話を視聴して(もしくは愛すべき変な人たちのことついて)

世の中シビアな方向へ進んでいますが、今日もくだらないことを書きます。 原典に当たったわけではないのでおおそれたことは云えませんが式亭三馬という江戸時代の作家が客者評判記という本を書いています。芝居好きな愛すべき変な人を笑う滑稽本なのですが、…